いつまでたっても自立できない。そんな一脚をお持ちのあなたへ送る記事

VT1と一脚

そもそも一脚自立しないもの。
名前の通り脚が1本しかないので、当たり前ですよね。

けど、ちょっとの間だけ、ほんの一瞬でもいいから自立してほしい!
そんな時ってありませんか?

ちまたでは自立する一脚が製品としてありますが、できることなら今持っている一脚を有効に活用したい。

そこで目をつけたのがこちらです。
BENRO(ベンロ) / VT1 スリーレッグ

メーカーの違う一脚にも取り付け可能かどうかはわかりませんでしたが、「ネジの規格が合えばイケるだろう!」と、ものすごく安易な判断で購入。

結果、問題なく取り付けることができ、ちょっとした手放しにも対応できるようになりました!

しかも(本題から逸れますが)、ミニミニ三脚としても使えます!

いやぁ〜これはイイネ!

取り付けも使い方もカンタン!VT1

VT1の同梱物。本体,説明書,六角レンチ。

製品には一応説明書がついていますが、取り付け方や使い方は直感的にもできるかと思います。

VT1の取り付け方

VT1と一脚

お持ちの一脚石突を外して、VT1を取り付けるだけ。
ほんの数秒で取り付け完了です。

おそらく以下の条件が揃えば、他メーカーの一脚でも取り付け可能だと思います。おそらく。多分。

  • 石突の交換(取り外し)が可能。
  • 石突の取り付けネジが3/8。
【注意】
対象と思われるすべての製品を試したわけではありません。耐久性や強度についても未知数です。
自己の責任においてご検討くださいませ。

VT1のネジ部が長い(16mm)のですが、私の一脚(rrs / MC-25)ではきれいに収まりました。

一脚によっては、スペーサーのようなものが必要になってくるかもしれません。

VT1の使い方

VT1と一脚

仕組みはシンプルなので、こちらも直感的に使うことができると思います。

各脚は下へぐいっと押しやると下がり、物理的にパチンと自動でロックされます。
VT1の脚を開くところ

戻す時は、このようにPUSHというボタンを押しながら上へ。
脚の根元にPUSHボタンあり

VT1の付け根部分は自由雲台のようになっていて、20度まで角度の調整ができます。
20度まで傾けられる

赤い部分を緩めると角度の調整ができるようになり、閉めると根元がロックされます。
中心ネジ部のすぐ下にあります

ボールへのテンションも少しは調整できます
裏面の調整ネジ穴にてテンションの強弱をコントロールする、といった具合です。
調節するための六角レンチは、本商品についてきます
VT1の裏面に六角ネジで調整できるネジ山が3箇所あり

私の使用用途としてはVT1の根元がグリグリ動くと不安なので、念のためテンションもがっちり掛けておきました。

VT1の底部には石突もあります。

使わない時はこのように折りたたんで、通常の一脚としても使うことができます。
何かの武器みたいでカッコイイ気分にもなれます。
閉じたままでもそのまま一脚として使える

VT1を実際に使ってみての感想

VT1と一脚

確かに自立してくれます。
ただ高さに対してVT1の脚が相対的に短かいため、どうしても不安定になりがち

足場の不安定なところでは、突風に近い風が吹くと倒れかねないっといった感じです。

自立させたままその場を”離れる”とかは、精神的に無理です。
まぁ専用設計ではないので仕方ないところなんではあるんですけどね。

使ってみて感じた点をざっと挙げてみます。

雲台とカメラの重さについて

一脚の上に乗せる雲台やカメラも軽量の方がいいと思います。
家庭用のビデオカメラやコンデジ(コンパクトデジタルカメラ)が仕様範囲です。

参考までに、私は雲台(GITZO / G2180)640gとビデオカメラ(SONY / FDR-AX55)650gを乗せて使用しました。
手を離すと若干フラフラはしましたが、倒れることはありませんでした。(芝生の上)

一脚の高さと安定感について

『高さ』と『安定』はトレードオフの関係にあり、あまり高くすることもできません。
私の感覚では、地面からカメラのトップまでの高さが150cmぐらいで限界かなという感じです。

雲台とカメラが軽量であれば、もう少し高くしても大丈夫かもしれません。

振動への耐久性について

パンやティルトをする時、片手は一脚を掴まえて支える必要があります。

それでも挙動の際、微妙にブレてしまいます。
手持ちよりかはブレないぐらい。といったところでしょうか。私にとっては許容範囲です。

実際に使ってみての感想まとめ

実際それらを踏まえて芝生の上で使用してみましたが、特に不満はありませんでした。
ビデオカメラを回しながら、一眼レフもガンガン使えます。最高。

一眼レフも使わない時はジェットグライド3で”シュッ”とコンパクトになるため、機動性もしっかり確保しています。今のところ最強ですね。

お先に失礼します!ストラップ沼から救ってくれたのはジェットグライド3だった!

2017.06.01

ミニミニ三脚としても使えます

本題からは逸れますが、実はミニミニ三脚としても使えちゃいます。

私は、『Manfrottto(マンフロット) / befree』に付属している自由雲台を使用しました。
専用設計なのでしょうか、自由雲台の型番などは見つかりませんでした。
VT1と自由雲台

この自由雲台をVT1に取り付けます。

VT1と自由雲台。雲台との外観バランスも良好。
どうです?この自然な感じ!さらに驚いたのは収納時

VT1と自由雲台。ものすごくコンパクトに収まります。
もうこういう商品でいいんじゃん。
フィット感ありすぎでしょ。なんだこれ。
脚がスペースにうまく収まってスッキリ。

ミニ三脚の出来上がりです。
重さもわずか540g!スマートフォン3-4台分くらい。
VT1と自由雲台。手のひらサイズよりちょっと大きいぐらい

で、実際使えるの?ってところですよね。
Niko D750と24-120/4G(合計約1,640g)でテストしてみました。

25度ぐらいの微妙なアオリでも大丈夫
アオリ構図もいけます。

90度の横構図でも倒れません。
縦構図もこの通り!

ただし、重圧のかかる方の真下に脚を1本もって来ないと、さすがに倒れてしまいます。

耐重量もバランス的な意味で、1,640gぐらいが限界かなという気がします。
私が想定する使用環境ではこれで十分なんですけどね。

いやぁ、これは嬉しい誤算です。
ちょっとしたテーブルフォトや、ローアングル番長としても活躍してくれそうです。

VT1と自由雲台にD750を乗せる
【補足】
先述したように、VT1の根元には自由雲台のような仕組みがあります。

その上にあるネジ山(3/8)に適当なクランプを取り付ければ、それこそ自由雲台のように使えるかもしれません。

ただしテンション強度の問題からも、あまり実用的ではないかと思います。

まとめ

VT1と一脚

本題は、『一脚が少しのあいだ自立してくれるようになった。』ということ。
これがほんっと助かります。

我が家の報道カメラマンでもある私は、イベントの時はビデオカメラと一眼レフカメラを同時に扱うことも少なくありません。

だって、その瞬間をビデオにも写真にも収めたいじゃないですか。
もはや自己満足の範ちゅうかもしれませんが、どちらも収めたいんですよ。

わかっていただける方もいらっしゃる(いてほしい)と思いますが、のちに見返した時のあの幸せな感じは、何にも代えがたいものがあります。

家族写真を撮るうえで大切なたった1つのこと

2017.05.12

もちろん三脚が使えればそんな悩みはないのですが、経験上三脚が使えるシチュエーションってだいぶ限られている気がします。

そんな悩みをあっさりと解決してくれたBENRO / VT1

同じ悩みを抱えている方には、是非ともオススメしたいアイテムです!
ミニ三脚としても使えるしね。

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VT1と一脚